【PR】車検っていくらかかる?法定費用って何?【2025年最新版】

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車を所有していれば一定年数ごとに必ず受けなければならない「車検」

正式名称は「自動車検査登録制度」。国が定める基準に満たしているか検査する必要があります。
金額も車種によって数万円~数十万円かかり大きな出費となります。
車検は依頼する車屋・ショップによって内容も金額も大きく異なるため、慎重に選びたいものです。

そこで今回は、車検にかかる金額の内訳とおすすめを解説しますので、是非参考になればと思います。

本記事で分かること
  • 安くならない?車検で必ず必要な「法定費用」
  • 車検はどこを点検するの?
  • 車検はどこに出せばいいの?

安くならない?車検で必ず必要な「法定費用」

法定費用とは、国に納める税金や保険会社に支払う保険料(強制保険)のことです。車種や初年度登録からの経過年数で金額が決まるため、ディーラーやカー用品店など全国どのお店に依頼しても費用は同じです(印紙代を除く)。法定費用には、自動車重量税自賠責保険料印紙代があります。

自動車重量税とは

自動車重量税とは、自動車の重量(重さ)、環境性能(エコ度合)、初年度登録からの経過年数(古さ)によって課税される国税です。自家用の乗用車は車検時に2年分をまとめて納税します。

軽自動車の場合、環境性能(エコ度合)、経過年数(古さ)によって異なり、重量による差はありません。

エコカー減税の待遇を受けられるのは以下の7種類の自動車です

  1. 電気自動車(BEV)
  2. プラグインハイブリッド車(PHEV)
  3. 燃料電池自動車(FCEV)
  4. ハイブリッド自動車(HEV)
  5. クリーンディーゼル車
  6. 天然ガス車(平成30年排出ガス適合)
  7. 環境性能に優れた純ガソリン車

自賠責保険とは

自賠責保険とは加入が義務付けられている強制保険です。正式名称は「自動車損害賠償責任保険」です。
通常、自賠責保険料は車検時に24か月(2年分)をまとめて支払います。

自賠責保険に未加入の場合、無保険走行という違反行為になり1年以下の懲役または50万円以下の罰金、違反点数6点の加算、 免許停止処分が科されます。(2025年4月時点)

印紙代とは

車検における印紙代とは、検査や車検証の発行など、車検に必要な手続きで発生する手数料のことです。
道路運送車両法関係手数料令第1条第2項(軽自動車)と第2条第1項(普通自動車)に基づき、印紙代や証紙代として必要な手数料が定められています。

車検はどこを点検するの?

車検をディーラーやカー用品店などに依頼した場合、お店は法定点検法定検査をおこない、合格すると車検が更新されます。

法定点検とは

道路運送車両法で定められた車の定期点検・整備のことです。車の故障やトラブルを未然に防ぎ、安全な走行を維持するために、車が安全かつ正常に機能しているかを確認するものです。
人間で例えるなら、健康診断です。
自家用車の車検の場合24ヶ月点検があり、点検箇所は30か所以上にのぼります。大きくまとめると、以下の通りです。

エンジン関係
  • エンジン冷却水の漏れ
  • エンジンが吸い込む空気のフィルターの汚れ、詰まり
  • ガソリン・エンジンオイル等の漏れ
  • 排気ガスの状態
  • エンジン回転の異常
室内関係
  • ハンドルの操作具合
  • ブレーキのきき具合
足回り関係
  • ブレーキ機構の具合
  • タイヤ、ホイールの異常

法定検査とは

法定検査とは道路運送車両法で定められた項目が、合格基準に達しているか実際に検査・テストをおこない、予期せぬ事故や、環境破壊を未然に防ぎます。
法定検査をおこなうのは、検査員という国家資格を保有している人です。

同一性の確認

車検証に記載されている内容と実車が同一のものであるか確認します。
エンジンなど不正に改造されていないかチェックします。

外回り検査

ヘッドライトやウインカーなどの灯火類の動作状況、ワイパーやクラクションなどが正常に動作するか確認をおこないます。

サイドスリップ検査

サイドスリップ検査とは、車がまっすぐ走れるか確認をおこないます。

足回りを改造していたり(車高調など)タイヤを縁石などに強くぶつけたりしたことがあると
タイヤの角度にわずかなズレが生じることもあります。本人はいつも運転しているので
気づかないこともあり得ます。

ズレが生じたままだとタイヤが本来の寿命よりも早く摩耗してしまったり、
特定の箇所だけが摩耗してしまいお財布にも優しくありません。

排出ガス検査

排出ガス検査とは、排気管から排出されるガスに含まれる有害物質CO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)、ディーゼル車の場合はPM(粒子状物質)が一定基準内か確認をおこないます。

エンジン等の不調、整備不良によって排出ガス検査に合格しない場合もあります。
環境破壊に繋がるだけではなく、実燃費も悪くなる場合があります。

ブレーキ検査

ブレーキ検査とは、フットブレーキとパーキング(サイド)ブレーキの効きを検査します。

ブレーキの効きが悪い場合、大きな事故に繋がる恐れもあるため、一定基準内でも
ブレーキ部品の交換を勧められる場合があります。

スピードメーター検査

スピードメーター検査とは、スピードメーターの値と実車速の値にズレがないか確認します。

スピードメーターのズレはプラスマイナスある程度は許容されていますが、
スピードメーターより実車速の方が速い場合(マイナス側)は危険なため
厳しい基準値になっています。

ヘッドライト検査

ヘッドライト検査とはヘッドライトの明るさ(光度)と向き(光軸)を確認します。

特に光軸は、ヘッドライト周りの部品を交換したり、走行の振動等で徐々にズレが生じる場合があり、
正しく前方を照らせず、対向車に迷惑をかけたり視界が悪くなる場合があります。

下回り検査

下回り検査とは、車を下から確認し、エンジン・トラスミッションからのオイル漏れや
ボルト等の緩み、その他異常がないかチェックします。

縁石等で下回りをぶつけてしまった時、そのまま放置していると、重大な故障や事故に繋がる恐れが
あるため、車検の時期関係なく速やかにプロに見てもらいましょう。

車検はどこに出せばいいの?

前述の通り、法定費用は全国どこでも変わらず、法律で定められた点検・検査項目も同じです。
車検業者によって価格が変わるのは、今後悪くなると予想される部品を早めに交換したりなどで高くなる場合や、逆に純正以外の部品を使い価格を抑える・企業の経営努力などです。

そのため、以下のポイントにまとめて選ぶことをお勧めします。

  • 明確な料金体系
  • 車検費用に対しての分かりやすく明確な説明
  • 車検後のアフターサービスが充実している

車を維持する上で最も出費の多い車検では、慎重に業者を選びたいものです。
上記3点を念頭におき、料金が安いという条件のみで選ばないようにすることをお勧めします。

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