Vol.3 放置してたらヤバいかも…車から聞こえる異音

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普段通り運転していたら、車のどこからか変な音が聞こえてきた経験はありませんか?

車の異音は不具合や故障のサインです。異音が出ている箇所によっては深刻な故障が起きているパターンもあるため、普段聞きなれない音が聞こえてきたら十分に注意する必要があります。

異音の種類・異音が出ている場所から予測される様々な故障事例をまとめてみました。

Vol.1エンジン編、Vol.2足回り・下回り編に続き今回は室内編を解説いたします。

【Vol.1】エンジンの異音編はこちら

【Vol.2】足回り・下回りの異音編はこちら

本記事で分かること
  • 車内で聞こえる異音の種類と、考えられる原因
  • 車内で聞こえる異音の修理
  • 放置してはいけないパーキングブレーキ操作時の異音
  • 普段の対策で異音は抑えられる

Vol.3 室内からの異音と考えられる原因

車内から聞こえる音は場所によって様々な音があり、走行中に聞こえてくると非常に煩わしく感じます。基本的には故障に直結するような音でないため、直ぐに対処する必要性はありませんが、異音が聞こえてくる位置から予測される場所をまとめていきたいと思います。

運転席周り

ミシミシ音、ビビり音

ダッシュボード、エアコン吹き出し口、内装のつなぎ目、オーディオパネルが考えられます。
走行中の車の揺れで異音が発生していても、走行中に異音箇所を探すのは大変危険なため、停車している時に、各パーツを軽く叩いてみて異音の確認をおこなうようにしましょう。

キュッキュッ音、キコキコ音

ハンドルを回したときに聞こえる場合は、タイヤとハンドルを繋ぐステアリングシャフトのゴムブーツからの異音が考えられます。ゴムブーツは運転席の下の奥にあります。ゴムの経年劣化により、柔軟性が少なくなり異音が発生している可能性が考えられます。

助手席周り

ミシミシ音、ビビり音

運転席側と同じ箇所が、助手席側からも聞こえる可能性があります。そのほか、グローブボックス本体から聞こえる場合や、グローブボックスに物を入れすぎてしまい、グローブボックスの奥側に物が落ちて異音が発生する場合もあります。

後部座席

ミシミシ音

後部座席からミシミシ音がしている場合は、特にスライドドア車などドアが大きいと、走行時のボディのよじれとグリス切れでスライドドアから聞こえたり、ドア内張りも大きいため、ミシミシと音が聞こえる場合があります。

車内で聞こえる異音の修理

車内で聞こえる音の大半が、内装パーツの隙間からによるものなので、場所を特定できたら意外と自分で直せる場合があります。
ホームセンター、100円ショップ等で「スポンジテープ」を用意します。数百円で入手が可能です。スポンジテープとは、細長いスポンジの片方に両面テープが付いたものです。
異音が出ている箇所に貼り付けて音を抑える事も可能となります。

放置してはいけないパーキングブレーキ操作時の異音

近年の車は、Pレンジに入れると自動でかかる電動パーキングブレーキも普及してきていますが、手で引くタイプや足で踏むタイプのパーキングブレーキ車の場合は、動作時にキコキコ音など異音が発生していたら、内部に異常が発生している可能性があるため、最悪の場合、パーキングブレーキが掛けられない・解除できなくなる可能性があります。速やかに点検してもらうようにしましょう。

普段の対策で室内の異音は抑えられる

前述の通り、車内で聞こえる音の大半が、内装パーツの隙間からによるものです。
内装パーツはほとんどが樹脂製であり、内装パーツを固定するクリップも樹脂製が大半です。
樹脂は高温に弱いため、夏場など車内が高温にさらされると徐々にその形が変化しやすくなります。
特にダッシュボードは炎天下に放置された場合、70℃まで高くなるデータもあり、樹脂にとっては非常に過酷な環境にあります。

内装パーツの熱劣化を抑えるためにはフロントガラスにサンシェードを取り付けることをお勧めします。
夏場の車内温度を下げる効果があり、内装パーツの劣化も遅らせることが出来ます。
車種専用のサンシェードの場合は、隙間なくガラスを覆えるため、効果も大きくなります。
また、フロントガラスだけではなく、運転席・助手席・後部座席など他のガラスも覆える全面タイプもあり、更に大きな効果を見込めます。

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