【ガソリン価格高騰】燃費を悪化させている行為14選

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最近車の燃費が悪くなってきた、同じ車に乗っている人に比べて自分の車は燃費が悪い。といった経験はないでしょうか。
近年は原油価格高騰により、ガソリン1Lあたりの価格も数年前に比べかなり高くなってきました。
車を維持する上で最もお金のかかりやすいガソリン代は少しでも安く済ませたいですね。

そこで今回は、燃費を悪化させている行為と燃費向上させるコツをまとめてみました。

本記事で分かること
  • 燃費を悪化させている要因
  • 燃費を向上させるコツ

燃費を悪化させている要因

燃費を悪化させている要因は大きく分けて二つのパターンに分けることができます。

  • ユーザーの使い方や車の管理に起因するもの
  • 車の部品の不具合に起因するもの

ユーザーの使い方や車の管理に起因するもの

急発進、急加速の多用

急発進、急加速の多用が燃費を悪くしてしまうことについてはイメージがつきやすいと思います。
急加速にならない程度に加速して、一定走行や惰性走行になるような走りをすると燃費を向上させることができます。
一定走行とは速度を一定にする走行法で、燃費向上に非常に有利になります。
惰性走行とは、一定の速度から、アクセルとブレーキを踏まずに空走状態にする走行法です。
そのため、今まで良いとされていた「ふんわりアクセル」による加速は、一定走行と惰性走行を短くしてしまうため、かえって燃費が悪くなるだけではなく、交通の流れを悪くする要因にもなりかねないため、一概に良いとはいえません。

タイヤの空気圧が少ない

例えば自転車に乗るときに、タイヤの空気が少なくなっておりペダルが重たく感じた経験があると思います。
車でも同じでタイヤの空気が少ないと、エンジンのパワーがたくさん必要になるため、燃費悪化に繋がります。タイヤの空気圧は、何もしなくても1か月で10%ほど減少するため、1か月に1回程度はは点検すると良いでしょう。

不要な荷物を沢山積んでいる

不要な荷物を沢山積んでいると、その分車の重量が重くなり、燃費悪化につながります。
15年ほど前までは、スペアタイヤを積んでいる車が多かったですが、タイヤ・道路の性能が向上したことによりパンクしづらくなったため、自動車メーカーもスペアタイヤを廃止し、軽量なパンク修理キットを搭載するのが一般的になってきました。

社外ホイールへの交換や幅の広いタイヤを装着している

社外ホイールへの交換でタイヤの幅が純正より広くなった場合、タイヤと地面の設置面積が増え
転がり抵抗が増大し燃費悪化に繋がります。

消耗パーツを交換しないまま乗っている

エンジンオイル、エアクリーナー、スパークプラグ等エンジンの消耗パーツを交換しないまま乗っているとエンジンの性能・効率が落ちてしまい、燃費悪化に繋がってしまいます。

エンジンオイル

エンジンオイルの役割は、潤滑・冷却・洗浄・密閉・防錆という5つの重要な役割を担っており、走行距離と時間の経過とともに徐々にオイルの性能は劣化していきます。
車種によって異なりますが、1年または10,000~15,000kmごとに交換が必要になり、交換を怠るとエンジンの性能低下により燃費悪化だけではなく、エンジンが故障する原因にもなります。

エアクリーナー

エアクリーナーが汚れていると、適量の空気をエンジンが吸い込むことができず、エンジン性能低下により、結果として燃費が悪くなります。車種にもよりますが、20,000kmごとに交換する必要があります。

スパークプラグ

ガソリンエンジン車のみに該当するパーツですが、スパークプラグも定期交換が必要になります。
空気とガソリンを混ぜた混合気に着火する役割を担っており、プラグが劣化して点火性能が低下すると、ガソリンを最大限燃焼させることが出来なくなり、結果エンジンの性能低下となり燃費悪化に繋がります。

スポーツモード、パワーモードを多用している

スポーツモード、パワーモードは、登坂走行・高速道路合流時などエンジンのパワーを上げたい時に使用するのが一般的です。燃費を無視したパワー重視の走行モードになるため、燃費が犠牲となり、燃費悪化に繋がります。
エンジンのパワーが物足りない時以外には使用しないようにしましよう。

アイドリングで停止している時間が長い

アイドリングは約10分間で約100ccのガソリンを消費すると言われており、待ち時間などエンジンをかけっぱなしにしているとガソリンを浪費してしまいます。
昔の車では(キャブレター車)は冬場などエンジンを温めるためにしばらくアイドリングをする暖気運転が必要とされていましたが、現在の車はエンジンが冷えている時でも問題なく走行できるようなコンピューター制御があるため問題ありません。

エアコンの多用

エアコンの使用は燃費が約10%悪くなる傾向があり、多用すると総じて燃費が悪くなってしまいます。
幹線道路や郊外の道路など、スムーズに流れる箇所を走行するときは窓を開けてエアコンを切って走行するのも手です。ただし、夏場の気温が非常に高い日など、熱中症になってしまう可能性があるため、エアコンはその時に応じて適切に使用するのが良いでしょう。
また、夏場に屋外へ駐車していた場合、室内温度が非常に高くなっており、最初冷やすためにエアコンが最大の状態で長時間動くため、走り始めは窓を全開にし、室内の熱気をある程度逃がしてからエアコンを使用すれば、エアコンによる燃費悪化を軽減できます。

車の部品の不具合に起因するもの

ブレーキの不具合(引きずり)が発生している

ブレーキ系統の不具合によりブレーキの引きずりが発生している場合もあります。
常にブレーキがかかった状態の為、走行抵抗により燃費が悪化するだけではなく、
ブレーキが過熱してブレーキが効かなくなる可能性があります。
引きずりの点検は本来車両を持ち上げタイヤを浮かして点検しますが、
AT車の場合、クリープ現象で車の進みが悪い・しない、タイヤ付近から焦げた臭いがするといった異常から判断することもできます。
大雨等で冠水道路を走った後そのまま点検せず放置していると、ブレーキ周りが錆びて動きが悪くなり、ブレーキの引きずりが発生することもあります。

エンジンのセンサー等の不調

エンジンには数十個のセンサーが取り付けられており、それぞれエンジンの状態を検知しECU(コンピューター)へ信号を送っています。ECUはその信号を元にガソリンの量が適切になるよう調整していますが、センサー等の故障で誤った信号をECUへ送ってしまうと、ガソリンの量が正常時よりも多くなる場合があり、燃費が悪くなることがあります。
エンジンの吹けあがりが悪かったり、エンジンの力不足が感じられる場合はディーラー等で点検してもらうようにしましょう。専用の診断機を車に接続し、センサー等が正しい信号を送っているのか確認することができます。

燃料漏れが発生している

燃料関係の部品についても給油口からエンジンまで様々なホースやパイプなどで構成されており、
経年劣化等でまれに燃料漏れを起こすことがあります。
車に乗るときに周りからガソリンの臭いがしている時は注意が必要です。
また、給油口の閉めが甘くガソリンが蒸発してしまい漏れることもあります。
セルフのガソリンスタンドなど給油キャップは「カチッ」と音が鳴るまでしっかりと閉めるようにしましょう。

終わりに

今回は燃費を悪化させている行為とその対策をご紹介しましたが、燃費を向上させることは、無駄な出費を減らすことが目的ですが、それ以外にも車の部品を壊さないような運転や安全運転など、総合的に出費を減らすことで、より無駄なくカーライフを楽しむことに繋がるのではないかと思います。

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